4月 イースターと春の訪れ

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4月に入ると、キリストの復活をお祝いするイースターがあります。スウェーデンでは、イースターはクリスマスに続く大きな行事です。イースターの日は年によって日が変わり、私が過ごした2009年は4月11日でした。この日より前の一週間は、学校はお休みになります。このお休みを利用していよいよ庭仕事をはじめました。ちょうどこの時期には水仙が咲き始めます。水仙はイースターの花なのです。


イースターのごちそう                              

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クリスマスと同じような豪華なメニューです。セイタン(作り方はこちら)はみんなで作り、カツにしました。セイタンを作るのは年2回。それにクリスマスと同じく、友子さんの誘惑、ビーツのりんご酢煮、にしんのマリネ2種、さけのマリネ、白菜のサラダ、黒米入り玄米ごはん。小川家のごちそうの定番メニューです。

◇ビーツのりんご酢煮◇

3月のちらし寿司にも登場した真っ赤なカブのような根菜、ビーツ。薄くスライスしてりんごジュースとりんご酢を少々入れて柔らかくなるまで煮ると、ほのかな甘味と酸味が効いた見た目もきれいな一品になります。ビーツは日本ではあまり見かけないですが、スウェーデンではよく知られている野菜。てんさい糖の原料になる砂糖大根の一種だそうです。そういえば、日本でも赤かぶを甘酢漬けにしたりしますよね。

ようやく外も暖かくなってきたので、ランチは外のテーブルでいただきました。家族揃って食べたご飯はおいしいだけではなくて、やさしい、そして春がやってきたうれしさが感じられ、特別な味でした。


ガーデニング

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2月の終わり頃から、部屋の中でバジルパセリレタスを育て始めました。最初は土を入れた容器にばらっと種をまき、大きくなってきたら写真のようなコンテナに移植しました。家の中で一番暖かい部屋においたら順調に成長していきましたよ。毎日の成長を見るのが楽しみで子供たちと交替で成長日記もつけました。パセリは4月下旬に外に植えました。バジルは寒さに弱いので、気温と相談しながら5月半ばごろだから植えました。その後はゆっくりですがすくすくと育っていきました。


日本のさくら

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ストックホルム中心地にあるKungsträdgården(王立公園)には、日本から送られた桜が植えてあります。こんな所で桜が見れるなんてびっくりしたものでした。ちょうど4月の終わりごろが満開で、こんなにすばらしい桜並木をスウェーデンで見ることができたこと、それに日本がこんな遠くの国でも知られていることがうれしかったです。この桜の少し後に八重桜を街でみつけました。人目を気にしながらも少しいただいてきて、桜の花の塩漬けをつくりました。至る所で春を感じる4月は喜びの季節です。冬が長い北欧の人々にとっては待ちに待った春なんです。

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プロフィール

くみこ
「手作りする暮らしをしたい!」「日本の伝統食の大切さを海外にも広めたい!」そんな思いから、国内外のマクロビオティック実践者やオーガニックファームを訪ね滞在しながら自分にあったライフスタイルを模索中。からだにやさしいごはん・おかし研究家。