2011年2月アーカイブ

まだまだ寒いですが、日差しは少しずつ春を感じさせ、日照時間もだいぶ長くなってきた2月。小学4年生の末っ子まいちゃんのクラスメイトを招待してお誕生日会をしました。かわいい女の子たちが集まってにぎやかな会になりました。

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スウェーデンではお誕生日会などではホットドッグをよくだすようです。街を歩いているとホットドッグを売っているお店をよく見かけますし、食べている人もけっこういます。スウェーデン語でkorv med brodといいます。小川家ではお肉や添加物の入ったものは食べないので、子供たちにとってはあまりなじみのないもの。でも食べたくなりますよね。そんな要望を聞いた友子さん。何でも作ってしまいます。パンは11月の記事で紹介した、バーガーの生地と同じものを使い、形を変えました。ソーセージはベジタリアン用のものがオーガニックショップで買えるので、ケチャップソーセージをパンに挟んで出来上がりです。

誕生日のメインはなんといってもバースデーケーキ。小川家では基本的にを食べないですが、誕生日のケーキには良質な卵を使います。マクロビオティックだとスポンジを膨らませるためにベーキングパウダーを入れることが多いのですが、友子さんはベーキングパウダーは何からできているか分からないので使わないと言います。今までそんなこと考えたこともありませんでした。

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焼きあがったスポンジクリームを塗り、季節のフルーツを飾ります。シンプルだけどマルトの自然な甘さが体にやさしいケーキです。もう一つのデザートは以前紹介したシリアルバー、それにポップコーン。子供たちはケーキをみて大喜びです。やっぱりみんなケーキは大好きですね。

スウェーデンの誕生日の歌と言えば、ハッピーバースデー♪ではなくて「ヤー モ フン(ハン)レーバ」という曲。誕生日の時には必ず歌うスウェーデン語のこの歌。国に独自のバースデーソングがあるっていいですね。今でも頭の中に残っています。

 

◇人気のおかず「餃子」◇

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子供たちに「きょうのごはんは?」と聞かれて「餃子(ぎょうざ)」と言うと、いつもみんな大喜びです。月に1回は作りました。ただ1回に60個は作らないと間に合わないし、餃子の皮から作るのでとても手間がかかるけど、具材は何でも子供たちは絶対に食べてくれるので頑張って作ります。キャベツねぎ白菜雑穀などなど。子供たちにあまり人気のない煮物を少し細かく切って具材にしたら、おいしいと食べていたのには笑ってしまいました。おかげで餃子作りが得意になりました。皮は小麦粉だけが一番伸ばしやすくて作りやすいのができます。たまに全粒粉を少し混ぜてると、私は味わいがあっておいしかったのですが、子供たちの反応がいつもと違いました。(ちなみに一度、全粒粉だけで作ったらボロボロで大変でした。)それでもとにかく餃子はみんなの大好物でした。


プロフィール

くみこ
「手作りする暮らしをしたい!」「日本の伝統食の大切さを海外にも広めたい!」そんな思いから、国内外のマクロビオティック実践者やオーガニックファームを訪ね滞在しながら自分にあったライフスタイルを模索中。からだにやさしいごはん・おかし研究家。