7月も後半に入り、暑い日が続きます。たまに雷が鳴り雨も降りますが、雨が降った後の野菜を見ると確実に大きくなっています。植えた時はこんなに小さくて実をつけるまで成長するのか心配だったのですが、どの野菜も毎日ぐんぐん大きく育っています。カナダは日本よりも冬が厳しいので、春、夏に植物が一気に成長するように思います。スウェーデンでもそうでした。
この時期、野菜だけでなく雑草たちの生長も早いので、畑では草取りにおわれる毎日です。また日差しはとても強いので、作業の合間に木陰へ行くと涼しくてほっと一息できます。
畑で作業をしていると、特に朝と夕方は蚊、Deerflyという刺すハエみたいな虫がよってきます。Deerflyの日本名を調べたらメクラアブとのこと。しかも服の上から刺すのでチクッと痛い。虫はファームワークにはつきものですが、体中刺してくるのでこの虫への対策はないかと今考えているところです。
白いじゅうたん
そば畑の花が満開です。約1ケ月半ほどでこの状態になりました。長野に住んでいたころの近所のそば畑を思い出します。そばの花は本当にきれいです。そばを植えている目的は土壌改良。収穫するためではなくて土に敷きこんで肥料にします。土にもよい栄養となるし雑草をコントロールしてくれる効果もあるそう。だから草が多い場所にそばをまいて土に敷きこんで休ませておくといいのです。すでに半分はトラクターで土の中に敷き込みました。残りは枯れるまで待ち種をとりたいようです。この場所は来年までお休みです。
他にも現在使っている畑で雑草の勢いがものすごい場所があります。ここにはにんじん、他の根菜類をはじめ、雑穀などもまきましたが、雑草の方が勢いがよくて草取りが間に合わないくらいなので、来年はそばをまいてお休みさせるとのことです。
カナダ人の好きなもの
今は待ち待ったにんにくの収穫時期です。去年の10月に植えたものが約9ヶ月かけて食べれるようになりました。収穫時の見分け方は人によって多少違うようですが、コーの場合は葉が下から4枚ほど枯れてきたらよいと判断してるよう。もっと前に収穫できますが、十分に太らせたいなら半分くらいまで枯れるのを待つといいですね。にんにくは収穫する前、6月には葉やにんにくの芽も食べられます。カナダの人はにんにく好きなのでマーケットではよく売れます。 日本ではあまり使わなかったにんにく。新にんにくが採れたのでいろいろな料理に使ってみようと思います。
さやいんげんのガーデンサラダ
この他収穫できている野菜は、レタス、ラディッシュ、ケールなどをはじめとするグリーン類など。そして7月初旬に一気に実をつける日本ではさやいんげんと呼ばれる豆たち、snow peas, snap peas, green peas。このうちはsnow peasとsnap peasは、つるが長く伸びるので支柱が必要です。収穫し始めてからは2日おきにチェックしないとどんどん育ってしまいます。こんなにたくさんの実をつけてくれるなんてすごいなぁと思います。green peas/グリーンピースはつるのないタイプ。さやをむいてそのまま食べてみたら、とても甘くて驚きました。もちろん調理しても甘さは変わりません。収穫時期は3週間くらいと長くはないですが、十分に楽しませてもらいました。
レタス類は家のすぐ近くのガーデンに常に植えてあります。味の違いはそんなに大きな差はないと思いますが、形や彩りなどの違うものを混植してます。 ある日のランチのサラダには、ミックスレタス、レモンの味がするソレル、ルッコラ、スナップえんどうをゆでて半分にしたものを飾りました。このえんどうはかなり実をいらせたものを選んでいます。そしてチコリ、カレンヂュラの花びらを散らばせてみました。ドレッシングはあまりレシピを知らないので、つい私の好きなタヒニをベースにしたものにしてしまいますが、もう少しドレッシングレシピを増やしたいところですね。